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電通40代、50代のミドル世代のプロフェッショナル人材約230名が集まり、人生100年時代の新しい働き方「ライフシフトプラットフォーム」を提案するニューホライズンコレクティブ合同会社

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山口裕二・ニューホライズンコレクティブ代表
山口裕二・ニューホライズンコレクティブ代表

株式会社電通を早期退職した40代、50代のミドル世代のプロフェッショナル人材が集まり、人生100年時代の新しい働き方を提案するニューホライズンコレクティブ合同会社(東京都人形町、代表:山口裕二・野澤友宏)。2021年5月27月に活動拠点となる「ニューホライズンパーク」を東京都人形町に設立。電通という組織の中で仕事に取り組んできた社員たちが、それぞれの思いとやりたいことの実現のために、会社を辞め、個人事業主・法人として新しい働き方をスタートさせている。
200人を超えるメンバーがいるが、ひとつのチームではなく、全員が独立した存在であり、思想や主義、能力も異なる。一般的な企業のような共有のビジョンはなく、メンバーの数だけ理念がある。
共通しているのは、これからの時代の働き方と生き方を、自らの身をもって切りひらいて行こうという意思。そこに流れる「個人のちから」を信じる思い。ふだんメンバーは単独で活動しつつ、ときに目的の達成のために互いのちからを合わせ、会社や組織の枠にとらわれず自由自在に動く。ひとつのチームではないことで、だからこそ、どこでも誰とでもチームになりえるという。
山口裕二・ニューホライズンコレクティブ代表に現状やMICE、ベニュー利用について聞いた。

企業ではたらく中高年のキャリア形成の新しい成功事例としてのメディアへの取り上げも多く注目を集めています

山口さん電通社員時代から扱ってきたブランディング業務などの依頼が多い。対象が地方や中小企業、スタートアップ企業というところが電通との違い。ユニークな取り組みや働き方を実践している人も多く、田舎の町長の片腕を務めている者、北海道にスノボが好きで移住した者、沖縄県の離島の宮古島に移住した者、出身地に戻った者、ハイエースを改造して移動オフィスにしてそこに寝泊まりしながら活動している者も居る。年齢は41歳からから61歳。約200人がメンバーとして活動している。メンバーの全体アンケートでは約90パーセントのメンバーから満足度が高く、85パーセントからは学びを実践しているとの回答を貰っている。40歳を超えて学びがあるサラリーマンは中々いない。このニューホライズンの仕組み「ライフシフトプラットフォーム」については10社以上から問い合わせを受けている。人生100年時代に個人が長く価値を発揮するために、こういう働き方の選択を企業が支援してもいいのではないかという提案を行っている。早期退職制度などで転職しても転職先に定年がある。ライフシフトプラットフォームなら、サラリーマンが個人で挑戦する「定年の無い働き方」になる。一つの企業に勤めていても、会社内でミスマッチがおこる。雇用延長されても、なかなかやりがいのある仕事がなく、また収入が大きく下がる。これは構造的な問題と捉えている。
一方で労働人口減少、年金問題もある。ライフシフトプラットフォームのような、個人が長く価値発揮する仕組みにより、解消できることもある。日本は健康長寿社会の先進国ということで、本当は良いことと思っている。ライフシフトプラットフォームの仕組みがスタンダードになって欲しいと考えている。

「ニューホライズンパーク」(人形町パーク)
「ニューホライズンパーク」(人形町パーク)

特徴は

山口さん 「ライフシフトプラットフォーム」には学び、仕事の機会、仲間があること。メンバーとは、個人事業主または会社として契約しており業務の委託を行い、その業務に対する報酬を支払っている。それぞれの個人でのビジネスの成果はもちろん報酬として得ることができる。拠点となる共創イノベーションスペース「ニューホライズンパーク」は今のところ、東京と大阪の2カ所。メンバーが増えれば、拡大はあり得る。ニューホライズンと組みたい地方の企業があれば、次の拠点は地方都市になる可能性もある。
これは地方創生にもつながる。地方の技術のある会社と、銀行などの金融機関、総合商社など都市部に集中している人材を結びつけることなどにニーズがある。シナジーも生みやすい。謙遜なのか営業職の人が自分では何もできないと言われることがあるが、その人の持つネットワークは貴重だ。元の会社で不要となったネットワークが失われるのはもったいない。スタートアップ企業や新規参入を目指す企業にはまだまだ求められている。また、中小企業の商品開発・改良・販路拡大をサポートする 「NH『売れる仕組み創造室』」なども考えている。

学びでは

山口さんこれまでに扱ってこなかったクライアントや分野では新たに学べることも多い。メンバー同士の交流で学ぶこともできる。もちろん資格取得支援も行っている。起業のためのアカデミービジネスも面白いのではないかと思っている。「実務家教員養成プロジェクト」もそのひとつだ。

仲間については

山口さん メンバー同士で学びあう、見守りあうコミュニティを設置している。コミュニティは2種類。ニューホライズンで設定した10人単位「グループ」と、テーマによって希望者が集まった「サークル」がある。自分一人で考えるとわからないことがあるが仲間が居ることで、相談やアドバイス、発見をする機会、発見して貰う機会にもなる。
四半期に一回は総会として表彰などを実施している。月に一回の成功事例の発表会も行っている。共創イノベーションスペース「ニューホライズンパーク」(人形町パーク)B1階 のミーティングスペース・イベントスペースで飲食を伴いながら、テレビ番組のような進行でインタビューを交えながら行っている。サークルの数は11。不動産サークルでは、パブリックスペースを有効活用して、ピアノの発表会と地元商店街と住民との商談会を行った。
湘南サークルでは、街好きが集まって鎌倉の古民家活用を進めている。

B1階ミーティングスペース・イベントスペース
B1階ミーティングスペース・イベントスペース
B1階ミーティングスペース・イベントスペースにはキッチンやカウンターも
B1階ミーティングスペース・イベントスペースにはキッチンやカウンターも

MICEやベニューについては

山口さん共創イノベーションスペース「ニューホライズンパーク」(人形町パーク)についての話になる。この施設は一般的に通うオフィスというより、人と人が交わる場所にしたかった。今は一般には開放していないので、ユニークベニューとして、メンバーやニューホライズンと一緒に何かを進めてもらう際などに使用してもらうイメージ。B1階 のミーティングスペース・イベントスペースは配信できる設備を整えているので総会もオンラインで開催した。3階ミーティングスペースも暗幕があり、配信や動画撮影ができるようになっている。オンライン会議や講演の練習をしているメンバーも多い。2階はスノーピークのキャンピングギアをオフィスのインテリアとして採用しており、メンバーにも好評だ。コロナ禍が明ければ、B1階のミーティングスペース・イベントスペースに飲食やキッチンの活用も広げていきたい。ここにはステージや茶室のセットもあり、色々な活用が考えられる。

3階ミーティングスペース(動画配信スタジオとしても利用可)
2階ミーティングスペース
2階ミーティングスペースは広く利用することもできる

1階のカフェも人気です

山口さんオープンコミュニティを標榜しており、地元人形町との交流も積極的に行いたいと考えて、1階は一般でも利用できるようにした。京都宇治の老舗製茶問屋・山政小山園が手がける抹茶カフェ「アトリエ マッチャ(ATELIERMATCHA)」でカフェ業態としては初めての出店で、メンバーが運営している。ギャラリースペース「エンガワ」は月替りでニューホライズンコレクティブメンバー発の様々な企画展を開催している。箱物としてではなく、コミュティに意味があると考えているので、使い方、使われ方を大事にしている。

抹茶カフェ「アトリエ マッチャと(ATELIERMATCHA)」とギャラリースペース「エンガワ」
抹茶カフェ「アトリエ マッチャと(ATELIERMATCHA)」とギャラリースペース「エンガワ」

ライフシフトプラットフォームとは

通常の個人事業主では得難い〈学び〉〈仕事〉〈仲間〉の機会を得られる。〈学び〉では「ライフシフトアカデミー」を創設。セミナー等を主催し、資格の取得も奨励。メンバーの専門スキルをパッケージ化し、収益源としても活用。〈仕事〉では「ビジネスプラットフォーム」を整備。ビジネスの機会をサポートし、仕事やチーム編成をマッチング。〈仲間〉では「ニューホライズンコミュニティ」を組成。メンバー同士のコミュニケーションや信頼関係を強化し、協業をサポートする。ミドル社員の活用はこれから超高齢化社会を迎える日本全体の課題。そこでニューホライズンコレクティブでは「ライフシフトプラットフォーム」をさまざまな企業にオープンに展開することも積極的に進めている。他企業との提携によって多数のミドル社員の活躍を積極的にサポートすることはもちろん、多種多様な専門性を有するメンバー同士の協同創発の機会を提供。たくさんの企業に「ライフシフトプラットフォーム」に参加してもらうことで、日本における新しい働き方の創出に挑戦する。

中小企業の商品開発・改良・販路拡大をサポートする NH「売れる仕組み創造室」

NHのネットワーク・クリエイティブ、商品分析力で商品開発から販路提供までサポート。 初期投資が難しい中小企業・地方企業に商品売上に応じた配分収益で大企業出身人材のノウハウを還元。中小企業及び地方企業などに向けてニューホライズンコレクティブメンバーがチームとなり商品開発・改良、販路拡大までサポートする。初期投資のいらない商品売上に応じた配分収益のビジネスプラットフォームとして構築することで、現状全国で光が当たっていない魅力の詰まった製品を最適な形で市場に届ける。

「実務家教員養成プロジェクト」

40歳~60歳のニューホライズンコレクティブメンバー約30名が、社会情報大学院大学が全国4箇所(東京・名古屋・大阪・福岡)の拠点ならびにWebを介したリモート形式で開講する「実務家教員養成課程」を受講し、実務家教員をはじめとした幅広い領域での教員職としての活躍を目指すプロジェクト。メンバーは大学等の高等教育機関において実務知を体系的に教授する教員となるべく、各自がこれまでの業務経験や個人的活動を通して獲得してきた、実務に関する専門的な知見やリテラシー、スキルなどを精緻に棚卸し、これからの社会を活性化していく新たな学びのテーマになり得る学術知への再構成を図るカリキュラムを約半年間受講し、各種の教育理論や教授法など必要な知識・スキルを獲得。同養成課程を修了した際には、学校法人先端教育機構と連携を行い、その修了生を教員もしくは講師として全国各地の大学等の高等教育機関や企業へ紹介・派遣するサポートにも取り組んでいる。高度かつ実践的でユニークな教育コンテンツや研修プログラムを企業や高等教育機関に提供していく。

ギャラリースペース「エンガワ」

月替りでニューホライズンコレクティブメンバー発の様々な企画展を開催。「はじめまして、ニューホライズンです」展を皮切りに、新しい働き方を実践するミドル世代のプロ人材56名が選ぶ自分を変えた“推し本”約60冊を展示する「人形町書房展」と特別展示「人形町と文学、落語の関わり」や、ライフシフトを実践する30人が1年間を通じて見つけたもの・ことを展示する「FINDING THE GIFT展」、陶器を通じ、人と人がつながる「つなぐ器展」などを実施。

施設概要

・建物名:ニューホライズンパーク(人形町パーク)
・所在地:東京都中央区日本橋人形町1-5-8人形町北浜ビル
・設 備:B1階 ミーティングスペース・イベントスペース
 1階 カフェスペース・ギャラリースペース(一般開放)
 2階 ミーティングスペース
 3階 ミーティングスペース(動画配信スタジオとしても利用可)
 4階 パーク管理事務所
・ギャラリースペース「エンガワ」解放時間:平日/10:00~17:00 土日祝/休業

ニューホライズンコレクティブ合同会社概要

・会社名:ニューホライズンコレクティブ合同会社
・所在地:(人形町パーク)〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-5-8人形町北浜ビル
     (関西パーク)〒530-0004大阪市北区堂島浜2-2-28堂島アクシスビル4階

SYNTHビジネスセンター堂島

・代 表:山口裕二、野澤友宏
・設 立:2020年11月12日
・メンバー数:217名(2022年5月1日時点)
・ホームページ:https://newhorizoncollective.com/
・事業概要:株式会社電通が100%出資し、「ライフシフトプラットフォーム」を運営しながら、プロフェッショナルパートナーとともに社会に対して新たな価値提供をする会社。

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