
メディカルツーリズムといえば、日本国内では人間ドックツアーや、放射線によるがん治療のイメージを持つ人が多いだろう。女性であれば「プチ整形」を海外で行った人がまわりに居るなど身近なものになっているのではないか。人間ドックツアーはMICEの行程に採用されることもある。世界のメディカルツーリズム大国と呼ばれるのは、実はトルコ。その最も需要が高い外科手術は植毛だという。日本の芸能人がトルコで外科手術を行い注目を集めたのは記憶に新しい。日本の植毛外科手術でトップシェアを誇るのがアイランドタワークリニックグループ(本院・東京都新宿区)だ。全国に4院(新宿院、大阪院、名古屋院、福岡院)を展開する植毛クリニックで、高水準の医療技術を提供できるよう、国内トップクラスを誇る最先端の設備、施設と医療スタッフが在籍。同院の医療植毛技術「i-Direct」は、高度な医療技術のひとつであり、多くの薄毛の悩みの解消をしている。高い技術に裏打ちされた最先端の自毛植毛は、中国人医師が在籍することもあり、国内だけでなく、コロナ禍前より海外からも高い関心が寄せられメディカルツーリズムとしてこれまで多くの人が訪れている。アイランドタワークリニックグループではウィズコロナやアフターコロナ時代のインバウンド拡大に対応してメディカルツーリズムの本格的な受け入れをスタートさせた。
メディカルツーリズムのポイント
メディカルツーリズムは医療を目的とした観光旅行だ。海外では5つ星ホテルに滞在し、カウンセリングや治療、経過観察が行われる。短い期間での治療の場合は旅行の途中で行程の一部に取り入れるなど気軽に行われているものもある。植毛もこの手軽なものに含まれる。とくに植毛は短期間の治療で、一度のオペを行い生涯において効果を維持するので、メディカルツーリズムに向いている。メディカルツーリズムの採用は、自国で得られない高度な医療を受けられることや、自国では高額な治療を安価に受けられることがポイントとなっている。現状の円安(2023年1月時点)で、その両方のニーズに応えることができるようになった。観光や食事、ショッピングなど医療以外も割安に楽しめるタイミングと言える。
全国に4院(新宿院、大阪院、名古屋院、福岡院)は、いずれも交通アクセスが便利なところで、シティホテル滞在だけで無く、高級旅館滞在も提案できる環境。患者本人や同行の家族なども日本の観光を楽しむことができる。
アイランドタワークリニックグループはおもてなしを意識。旅行会社には手数料を
アイランドタワークリニックグループでは、国内はもとより、外国人患者も満足できる。快適にリラックスしてカウンセリングや治療に臨めるよう、スタッフ全員が心を込めたおもてなしに取り組んでいる。同院では先に触れた通り、中国人女性医師も在籍しており中国人患者も安心して受診、外科手術ができる。中国を中心に海外からの受け入れに力を入れており、旅行会社等には手数料を払う用意がある。
今後は地方のクリニックの拡充や年内には銀座クリニックを開院する予定だ。また国内の患者を中心に新宿クリニックに集中する傾向があるので、インバウンドでは地方都市のクリニックの利用を推奨したいという。来院前に問診を受けることでスムーズに診察、外科手術を受けられるそうだ。

心地よい時間を過ごせるプライバシーに配慮した空間
リラックスしてカウンセリングや治療が受けられるよう、院内はプライバシーに最大限配慮した空間となっている。

人気の理由
アイランドタワークリニックは国内の自毛植毛市場においてシェア50%以上の実績を誇り、症例数は35,000件を越える。この20年以上の間、無事故・無違反と安全面も徹底しており、消費者センターからのクレームもないという。医師や看護師の丁寧な外科手術とアドバイザーの親身な姿勢の成果といえるだろう。
10人以上の常勤医師
高度な技術が必要な植毛外科手術を行える医師は国内でも数少ないのが現状だが、できるだけ早く植毛を希望する患者の要望に応えるため、10人以上の常勤医師が在籍。
医師達は盛んに技術交流を行い、外科手術のレベルを日々向上させるとともに、症例を共有することでクリニックとしての知見を蓄積し、より高精度の外科手術を追求している。
また医師数に比例し、医師をフォローアップする看護師や、アドバイザーも30人以上のスタッフを揃える。教育・研修の徹底により、医師の手腕による部分だけでなく、看護師による健康面へのケアや安全の確保、アドバイザーの術前の案内や術後の不安へのトータルケアなども日々改善を続け、トップレベルの医療を提供している。


独自の自毛植毛法「i-Direct」
同院の自毛植毛「i-Direct」は、薄毛を外科的に治療する従来の自毛植毛をさらに高精度に昇華させ、自然な仕上がりのデザインにこだわりつつ患者の負担を最小限に抑える、独自の外科手術。自毛植毛とはAGA(男性型脱毛症)の影響を受けにくい後頭部や側頭部の毛髪を、頭部の気になる薄毛部分に移植する外科手術。移植された毛髪はAGA の影響を受けずに生え続ける。移植した毛髪は、8~12ヶ月後には十分な長さに伸びる。
また同院の「i-Direct」 は独自の器具とメソッドにより、スピーディーな外科手術を可能としており、大量高密度の外科手術を一日で終えることができ、入院などの必要はない。事前にドクターと、デザインについて打ち合わせする時間があり、希望の髪型を確認し、外科手術に臨む。



自毛植毛手術のノウハウを活かし独自の機械を開発。技術を海外へ
同院の外科手術法はフランス発祥、日本の同院で改良したもの。トルコや中国で採用されているアメリカ式は植毛後、定着するのは約50%。同院の外科手術では約94%を誇る。
トルコは世界一のメディカルツーリズムかつ植毛ツーリズムの先進国ではあるが法規制の違いがあり、日本ではドクターが外科手術する必要があるがトルコは必ずしもそうではない。
アメリカ式の場合は外科手術に6人必要だが、同院の外科手術は最新の機器によって3人で行うことができ、外科手術時間も短いので患者の身体への負担も少なく、クリニックとしては受入れ回数も増やすことができる。
独自の研究開発によりさらに進化させた世界に誇る自毛植毛手術のノウハウを生かし、研究開発したオリジナルの機械を完成させた。今後はその技術を世界へ広げ、より多くの薄毛などで悩んでいる人々を治療するため海外進出することになった。
女性の悩みを解消。美容として眉毛の植毛の採用も
女性の薄毛の悩み解消や、回復した毛髪量で様々髪型が楽しめる美容として捉える患者もいる。美容系の植毛としては眉毛の植毛が注目を集めている。自然なメイクを助けるのは自毛の植毛ならではだ。(JAPAN MICE NAVI編集部)