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世界最大のLGBTQツーリズムイベント「IGLTA世界総会」が2024年秋に大阪で開催~LGBTQツーリズムを推進してきた大阪観光局の誘致活動が実を結ぶ~

JPEN
記者会見の様子。Tony Warner(トニー・ワーナー)・IGLTA副会長(中央)、溝畑宏・大阪観光局理事長(写真右)、北村豪・JTB執行役員(写真左)
記者会見の様子。Tony Warner(トニー・ワーナー)・IGLTA副会長(中央)、溝畑宏・大阪観光局理事長(写真右)、北村豪・JTB執行役員(写真左)

世界最大のLGBTQツーリズムイベント「IGLTA世界総会」が2024年秋に大阪で開催されることが決定した。IGLTA(the International LGBTQ+ Travel Association)は国際LGBTQ+旅行協会のことでLGBTQツーリズム普及のため1983年に創立された旅行業団体(NPO)。世界80カ国に2400以上のメンバーがおり、旅行会社やホテル、航空会社などが加盟している。毎年開催されている総会が、ついに2024年は大阪で開催。日本、アジアで開催されるのは初めてのことだ。 IGLTA世界総会の誘致活動を行ってきた公益財団法人大阪観光局(理事長:溝畑宏)は、2018年から「LGBTQフレンドリーな街」を目指し、受入環境整備、セミナー開催などに取組んできた。
4月14日にスイスホテル南海(大阪市中央区)で開催された記者会見で、溝畑理事長は「LGBTQ受入について各都市と連携しソフト、ハード共に官民あげて取り組むプラットフォームを作っていきたい。全ての人がストレスフリーで安全に楽しめる国を目指したい」と話した。Tony Warner(トニー・ワーナー)・IGLTA副会長は「アジアの方が参加されることを期待している。総会が終わった後も大阪にはレガシーが残る」と語った。

大阪観光局のこれまでの取り組み

大阪観光局は2018年10月にIGLTAに加盟。LGBTQ研修やLGBTQ FAM Tripを開催するなど、LGBTQ旅行者受入れの基盤作りに積極的な活動を行っている。日本初の観光局が主導で制作した、大阪を訪れるLGBTQ旅行者の為の総合情報英語サイト「VISIT GAY OSAKA」も開設している。

LGBTQの受け入れは国際社会のスタンダード。大阪がリーダーシップをとり、全国に広がることを期待している。(JAPAN MICE NAVI編集部)

大阪観光局LGBTQフレンドリー推進施策ページ
https://octb.osaka-info.jp/sdgs/lgbt_friendly.html

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