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フィリピン観光大臣来日~4月にマニラで開催のWTTC(世界ツーリズム協議会)グローバルサミットの周知などのため、日本政府関係者、旅行業界関係者を訪問~

JPEN

フィリピンのベルナデット・ロムロ・プヤット観光大臣が3月13日~3月20日に訪日し、観光関係者などと会談し「安全な旅行先」としてのフィリピンの魅力をアピールした。
新型コロナウイルスの感染拡大以前、日本はフィリピンのインバウンド市場で第4位の有力マーケットで、2019年には68万2,788人の日本人がフィリピンを訪れた。今年2月10日にフィリピン政府が外国人渡航者の入国受け入れを再開して以来、2,125人の日本人渡航者を迎えている(3月20日現在)。

フィリピンの外国人渡航者受け入れ態勢について

フィリピンの現在の状況について、新型コロナウイルスの感染者が少ないこと、観光業従事者のワクチン接種率が高いこと、世界標準の安全・衛生プロトコルを遵守していること、入国要件や手続きが簡素化されていることなどを説明。観光業界関係者に向けては、フィリピン観光省がフィリピンへのチャーター便を含むマーケティング支援を継続することを約束した。
また、フィリピンの観光地で新型コロナウイルスワクチンのブースター接種を観光客向けに提供する計画を紹介。まだ3回目のワクチン接種を受けていない日本人旅行者は接種を受けることで帰国後の隔離が免除される。
プヤット大臣は「フィリピン観光省は、観光業界の雇用と収入を回復し、観光産業を復興するためにあらゆる努力を尽くしてきた。私たちはパンデミックがまだ終息しておらず、健康が常に最優先事項であるべきだと考えている。私たちは、国民のウェルビーイングを守り、観光産業復興のための政策を立案し、治安と経済回復の両立に努めている」と述べた。

フィリピン観光大臣来日 フィリピン観光大臣来日
観光関係者やメディアに「安全な旅行先」としてのフィリピンをアピール

WTTCグローバルサミットへの参加を呼びかけ

4月20日~22日にマニラで初めて開催される第21回世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)グローバルサミットを前に、プヤット大臣はWTTC副会長田川博乙氏、日本旅行業協会会長高橋広行氏ら日本側のWTTC関係者と懇談し、幅広い観光関係者に向け同サミットへの参加を呼びかけた。
WTTCグローバルサミットの開催について、プヤット大臣は投資を促進するという観点からも、フィリピンがグローバルな舞台で何を提供できるかを示す意義深い機会であるとした上で、 「世界の観光産業が直面する社会的、環境的、経済的な課題を解決するために活発な議論を交わすとともに、経済成長、生活と雇用、持続可能な開発の推進力としての旅行・観光産業の役割に対する評価を高めることを目指す」と述べた。

フィリピン観光大臣来日
WTTCグローバルサミットのマニラ開催を前に、WTTC関係者と懇談

さらに、日本とフィリピン双方向の観光交流の再開について、「フィリピンと日本は、観光分野における共通の目標をもっている。すなわち、お互いの観光地を振興し、それによって両国の経済成長に大きく貢献するということ」と語った。

フィリピン観光大臣来日
関西経済連合会との会談

また、大阪を訪れた際には、関西経済連合会・国際委員会の鈴木博之委員長らと会談し、「2025年の大阪・関西万博開催に祝意を表する。多くの来場者が予想される中、フィリピンも積極的にサポートしていきたい」などと述べた。(JAPAN MICE NAVI 編集部)

フィリピン観光省 公式サイト: https://philippinetravel.jp/

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