
外食・宿泊業向けの専門展示会「第14回 ホテル・レストラン・ショー&FOODEX JAPAN in 関西2022」がインテックス大阪(大阪市住之江区)を会場に2022年7月27日~29日の期間、開催された。
主催は一般社団法人日本能率協会(JMA、会長:中村正己)ほか4主催(一般社団法人日本ホテル協会、一般社団法人日本旅館協会、一般社団法人国際観光日本レストラン協会、公益社団法人国際観光施設協会)。同展示会は毎年東京ビッグサイトで開催している「HCJ(国際ホテル・レストランショー、フード・ケータリングショー、厨房設備機器展)」と、国際的な食品・飲料の総合展示会であるFOODEX JAPANを関西で同時に開催するもの。
3日間で計3546人が来場した。2025年に開催される大阪・関西万博。日本の観光市場復活を牽引する関西エリアの活性に向けて、日本及び海外5ヵ国(アメリカ、ギリシャ、パラグアイ、ベトナム、リトアニア)を含む137社177ブースが出展した。
初日の27日は会場内の特設ステージにて開会宣言を開催。主催代表として小宮太郎・日本能率協会専務理事が挨拶にたち「同展示会は2020年7月にコロナ禍で最初に開催された大規模展示会。今回は昨年比150%の参加でコロナ禍前には戻っていない。できる限りバイヤーを招集し業界の役に立ちたい」と挨拶。

同展示会の企画委員長である䕃山秀一・株式会社ロイヤルホテル代表取締役社長は「業界はコロナ禍で約2年半ダメージを受けている。さらに原材料高、光熱費高騰、人件費など新たな試練もある。そして若い働き手が去っていくことに心を痛めている経営者もいる。しかしコロナ後を想像すれば、外国人観光客は日本に訪れたいという声も届いているし、大阪・関西万博の開催、IR開業など明るい未来が見えている。業界の未来を信じて頑張りたい」と挨拶し、開会宣言を行った。

会場では、人手不足や生産性向上、現場のDX化などの問題に応える製品が集結。「外食・宿泊業界向けスマート化ゾーン」が新設され、「非接触」でチェックインが可能になるアプリや、紙で行っていた日々の業務のペーパーレス化を叶える業務効率化ツールなど、現場のDX化・スマート化を叶える製品が出展した。海外5ヵ国からは日本未上陸の食材・製品を紹介するブースが出展された。また、大阪府内で生産された食材の「大阪産(もん)」パビリオンが初出展。10事業者が参加し、大阪ならではの特長を持つ食材を紹介。観光地としての魅力・価値を高める取り組みの一環として、地域独自の食材や食文化を提供、PRする地産地消への取り組みが再び注目されている。特設のキッチンステージでは、シェフによる大阪産(もん)を使用した新メニューの提案が行われ、試食を提供した。また会場の主催者ステージでは経営課題解決のヒントとなる様々なセミナープログラムが開催された。




次回の「第15回ホテル・レストラン・ショー&FOODEX JAPAN in 関西2023」は2023年7月12日~14日、インテックス大阪で開催される。(JAPAN MICE NAVI編集部)