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日本のMICEで僕らができること~翻訳会社代表 ギャレス・スウェインさんにインタビュー~

ギャレス・スウェインさん

翻訳、通訳、語学研修を通してクライアントの課題を一緒に解決したい。そんな思いから翻訳会社を設立したギャレス・スウェインさん。日本のテレビ局や自治体の翻訳や監修のほか、講演もこなす実務経験豊富な言葉の専門家だ。日本在住歴も長く、多角的な視点を持つギャレスさんに、これから急成長する日本のMICE産業について話を聞いた。

「MICE」という言葉を知っていますか?

ギャレスさん知ってます。注目を集めたG20のMICEに関連した仕事としては、プロモーション用の配布資料の翻訳をしました。G20の付帯的なものですね。大阪の海のゴミ減らしましょう、といった内容のパネルなどです。もう一つはSNSの英語翻訳です。G20に関する情報と交通規制などの注意事項を翻訳しました。

日本でMICEの課題を言うと、認知度の低さやユニークベニューとして確立しているものや商品化されていないものが多いです。外国語対応できていないのに堂々とインバウンドを掲げている地域や会社も多いのが現状です。ギャレスさんが担っている部分、翻訳や監修が抜けていると感じます。ギャレスさんのような人にもっと手伝ってもらって、ガイドや翻訳された説明文、動画などをつければユニークベニューの質がぐっと良くなると思います。

ギャレスさんお役に立てることがあればぜひ参加したい。ただMICEについて知ったかぶりはしたくないと思っていて。案件を持ってきて要望を聞かせて頂ければ「これはできる、できない」を個々に答えていきます。

日本のMICEについてはどんな部分が外国人に受けると思われますか。

ギャレスさん日本のチームビルディングや和を重んじる、そういった事が学べるユニークベニューがあればいいですね。日常的な会社で働く中での文化など、どうにかしてそこに触れてほしい。

修学旅行だとホームヴィジットなどがあり、日常に入り込む体験ができます。日本のイメージって、外国人の皆さんが一般的に考えているより多様性がありますよね。例えば祭り。人生を祭りにかけてる人もいる。祭りの手伝いに参加してもらうだけでも、なんて国なんだ!と面白く思ってもらえると思います。

ギャレスさん祭りは面白そうですね。祭りを通してチームビルディングを体験してもらうことができれば、自国へ持ち帰って活かせると思います。他にも何か面白いユニークベニューがあれば良いですよね。

古くからあるのは、綱引きや地引網などがありますね。もっと発掘して考えていきたいところです。IR(カジノを含む統合型リゾート)が毎日のように報道され話題となっていますが、法律でもIRにはMICEが不可欠であることが決まっています。日本にとって貴重な新産業です。
和体験としては、お寺で座禅体験などはウケるとは思うんですが、修行はどんなイメージですか。

ギャレスさん修行は自分(個人)だけが強くなるものだと思っていて。チームが強くなる効果を得れるアクティビティがいいかなと。
日本に来て初めに感じたのは、テレビCMは日本の和を重んじる文化がよく反映されている。どんな商品のCMでも、一緒になって踊る、セリフ言う。一緒にタイミング合わせて行う演出が非常に目につきました。

世界のCMを比較すると面白いでしょうね。ギャレスさんが監修して翻訳もしてもらい、当初はギャレスさんが講演して貰えると新しいユニークベニューの商品になりそうです。

ギャレスさん日本に来たばかりの頃はこのCM何が面白いの?と思っていたけれど、よく観察すると日本人を説得、納得させる手段になっているのがすごい。日本人の視聴者は気が付いていないと思います。
言葉と心理。言葉によってYESと言わせたり、心を動かしたり、というのが僕の興味の対象。例えば政治家のスピーチ、街頭演説もよく見ています。どういう言葉で話したのかなって気にしています。
声の良い人は説得力ありますよね。自分もごくたまにナレーションの仕事もしますが、高い声なので説得力が必要な人物役での依頼はあまりないです(笑)。 

ギャレスさんは明るい声ですね。楽しいユニークベニューのときはギャレスさんの声が合っていると思いますよ。

ギャレスさん吹き込みの仕事があるのであればアクセントにも注意が必要です。アメリカ、イギリスなどで違うので言ってください。
うまく自分のできることをピックアップして日本のMICEの役に立ちたいと思います。 

The MICE Knowledge Files vol.1

ギャレス・スウェインさん

ニュージーランド生まれ、Auckland University of Technologyを卒業。ニュージーランドで日本の旅行会社に就職し現地ガイドを経験。1989年に初来日。1998年から翻訳・通訳会社の社内通訳者として修業をはじめ、2003年に独立開業。2011年に『言葉の株式会社』を設立。

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