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ビジネスセッションにもエンタメを。明治座が仕掛ける、夜の劇場利活用とは?

明治座は東京都中央区日本橋にある劇場で、今年で145周年。東京で最も長い歴史を持つ。歌舞伎、新派、映画スターや歌手による公演など、その時代にあった幅広いジャンルのエンターテインメントを発信し続けてきた。これからの明治座が取り組むMICEについて三田光政さん(明治座取締役興行事業本部長)に話を聞いた。

今まで取り組んだインバウンドやMICE対策を教えてください。

三田さん2016年の秋にインバウンド旅行者を対象としたコンテンツをつくりました。『SAKURA』というノンバーバルの演目で6か月間で100回程公演しました。

SAKURA
ノンバーバル演目『SAKURA』のワンシーン

次の展開は何か考えておられますか。

三田さん劇場の空き時間を利用して、MICEに利用してもらいたいですね。ナイトタイムにインバウンド旅行客に来てもらえるような仕組みを考えたい。演目が終わる16時以降から22時頃まででしたら対応可能です。
明治座の緞帳は2019年の4月からデジタル技術を使ったアート作品で知られる「チームラボ」が制作した「四季喜昇座‐時を紡ぐ緞帳」という作品になっています。このコンテンツを楽しんでもらえるのも魅力だと思います。デジタルテクノロジーによる映像表現で明治座の前身である喜昇座が誕生した文明開化頃の日本橋の街並みや人々の営みが描かれています。実際の日本橋の天候に連動し、時間や季節とともに変わります。

四季喜昇座 - 時を紡ぐ緞帳
チームラボが手掛けた「四季喜昇座 – 時を紡ぐ緞帳」

歴史ある劇場で最先端の技術を使った作品が観られるのは面白いですね。明治座といえば劇場で食べる幕の内弁当も有名です。芝居の幕と幕の合間に食べるから『幕の内弁当』と名付けられたそうですね。欧米ではお弁当がブームであり、日本食そのものが世界から注目されています。インバウンドの方にも楽しんでもらえるでしょうね。

三田さん三田家の家業で濱田家という老舗料亭があります。明治座の幕の内弁当は人材交流で濱田家の技法、技術が入っており、旬の素材を使用した江戸好みの味が楽しめるとお褒めの言葉を頂いています。ハラル対応の幕の内弁当もご用意できますよ。明治座の幕の内弁当を会合や自宅でも食べたいという要望がありお届けするサービスもしています。

お弁当
旬の食材を使用した明治座の幕の内弁当

劇場でのMICEはどんなものをイメージしていますか。

三田さん勉強会や表彰式などはすぐに対応できます。お弁当のほかに、劇場内の食堂も稼働できます。劇場ならではのメニューとしては、舞台装置を見てもらうバックヤードツアーも可能です。舞台が回転したり、上がったり、普段見られない部分を見ることができます。また、売店がずらりと並ぶ『明治座横丁』もぜひ楽しんでもらいたいです。明治座横丁は試食や試飲などを愉しみながら食品やお菓子、お土産などのお買い物ができます。まるで市場のような活気あふれる空間です。観光地の市場に来たような雰囲気を楽しんでもらえると思います。

多くの人で賑わう明治座横丁
老舗や話題のお店が揃う「明治座横丁」

MICEに対応する場合は、ガイドをつけたり外国語表記をつけて、お店の方とのコミュニケーションやお買い物を楽しんでもらうのも良いですね。

三田さんそうですね。できるだけ柔軟に対応していきたいと思っています。

The MICE Knowledge Files vol.2

三田光政さん

東京都中央区人形町生まれ。大学まで東京で育ち、大学卒業後2003年広告代理店に入社。2012年7月株式会社明治座入社。2014年4月取締役就任。2015年10月制作部長を経て2017年1月興行事業本部長兼制作部長 現任。

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