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Japanese traditional magic「和妻」(わづま) ×MICE

日本の伝統手品 和妻のひとつ「浮かれの蝶」

外国人はもちろん日本人でも生で観たことがある人は少ないのではないだろうか。伝統芸能ながら、予備知識がなくても楽しめる日本の伝統手品「和妻」。マジックの面白さは世界共通だ。「和妻」のひとつ、「浮かれの蝶」を演じるのは女性の手品師、松旭斎天蝶さん。舞台を舞う白い蝶はひらひらとまるで本物の蝶が舞っているかのよう。実は和紙を切って作った蝶を扇で仰ぎ操っているのだ。寄席囃子にのって舞う蝶に観客の目は引きつけられる。

「浮かれの蝶」 扇の風で舞う白い蝶

和妻は他に、指先や扇子などの先から水が吹き出るように見せる「水芸」や木の箱に何も入っていないのを改めた後、毬や絹の布、傘などが出てくる 「日本蒸籠」など様々な芸が有る。1997年に和妻は無形文化財に指定された。

※和妻とは日本に古くから受け継がれてきた日本伝統の手品の事。この手品は手を稲妻のように素早く動かすことから「手妻」(てづま)とも呼ばれ、江戸時代に寄席などで披露されていた。西洋から〟マジック〟が入ってきてからは、西洋の手品と区別するため、手妻や和妻と呼ばれるようになったと言われている。
和妻の特徴は衣装にもあり、着物や袴、正式な場所では裃などを使用。また手先の技術と簡単な仕掛けを用い、お囃子や後見との絡み、口上などで演出される。

和傘を使った手品

松旭斎天蝶さんは、2015年に松旭斎小天正師に入門。「浮かれの蝶」は、子孫繁栄の願いを込めたとてもおめでたい芸で、明治から昭和期に活躍した三代目帰天斎正一師が昭和天皇の御前で演じた天覧芸であり日本伝統手品の最高峰とも言われている。正一師から弟子の正華師へと受け継がれ、天蝶は正華師から継承しており、現在「浮かれの蝶」を演じているのは女性では天蝶さんただ一人。
「いつも先人の方々への感謝と、目の前のお客様に楽しんで頂けるように心を込めて演じております。外国人の方にもたくさん観て頂けると嬉しいですね。和妻は寄席囃子との掛け合いが魅力ですので、外国人の方には簡単なご案内やパンフレットなどをご用意させて頂きその辺りも理解してもらえるような工夫をし和妻の理解と魅力を世界へ発信できればと願います」。

The MICE Knowledge Files vol.3

松旭斎天蝶さん

松旭斎天蝶さんプロフィール

  • 2011 LONDON TRAFALGAR SOUAREで公演。
  • 2012 PARIS 一ヶ月公演。
  • 2013 東京都日赤紺綬有功会で公演。
  • 2014 大阪ABCホールにて初の単独公演『水華繚宴』開催。水芸和妻洋妻イリュージョン全てマジックだけの公演。文化庁芸術祭参加作品。
  • 2015 松旭斎小天正門下となる。
  • 2016 わんだふる佳恵改メ松旭斎天蝶となる。
  • 2016 「松旭斎天蝶誕生お披露目公演」を大阪amホールで開催。
  • 2017 韓国公演開催。
  • 2019 神戸喜楽館杮落とし公演に出演。

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天蝶さんの公演は15分から1時間までの15分単位から。料金は要問合せ。開催地によって交通費、宿泊費など別途必要。日本伝統手品和妻と洋装の手品、+αイリュージョンの特別なショーもあり。演目、開催地によって諸経費は変わる。

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